私の人生は、魔術という言葉なしに語ることができません。
幼い頃より、様々な困難、追い打ちをかけるような試練、人が1つでも経験すれば充分だと言えるようなことを数えきれなく経験し、自らの中に取込んできました。「どこまで神は島添美奈子を試すのか」周りの人々は語ります。「そんなに自分を犠牲にしなくて良いのではないですか?」そのような問いに対して、私は何も答えることができません。私の中には、常に目の前にあるものは受け入れ乗り越えることのみが自分を生かすことなのだという認識が培われてしまったのかもしれません。
勿論、逃げ出したい欲求が無かったわけではなく、プラスとマイナスの幅が大きいように私の逆にある衝動は、死を目指すものでしかありません。常に私の背中には死が存在しています。実際小2の頃から飛び降り自殺を始めとし、娘が産まれてからも収まらず首を吊る行為が収まったのはまだまだ最近のことです。身体の傷は無数にあります。勿論それは堪え難い選択肢でした。ただ、自分の心の痛みを打ち消す上でその当時の私にはそれが最も死を否定する武器であったことは確かな事実です。死を否定するために自己を傷つけるという矛盾に感じられることかもしれませんが、私は確かに自分を傷つけながら自分を守り生かしてきました。自分を何か起これば全て自責の念に囚われ、死を容易に選択する自分自身のことが更に嫌で、自分自身の存在を否定するという負のスパイラルに陥っていました。頼りに出来る存在が出来れば高次の存在は、私から取り上げていきました。常に私は独りという概念が私を支配しているように感じられていました。
ただ、このことから私は自己内省の道をより深く歩んでいくことができたと思っています。自分を極限まで追い詰めた環境と自己の選択は、私自身を学びへと誘ったのです。「何故に? 何故に? 何故に? 」学べば学ぶほどに分からないことがわかるということの繰り返し。ただ、その深遠なる世界は深遠であるからこそ、私を生かしてくれているのです。到達することのない価値観を私は求め続けています。そして、このことが私と同様にミクロコズモを持つあなたに何らかのきっかけや影響を与えることができることで、私は生きてても良いのだと思えるのです。
魔女であり、占い師ということは、島添美奈子が島添美奈子であり続けるために不可欠なのです。島添美奈子は魔女です。そして魔女である前に人間です。人間であり続ける限り、私は生き続け飛翔します。
島添美奈子 sorol 6-1 略歴
9月19日福岡県生
熊本県立濟々黌高校
武蔵野大学人間学部
薔薇十字AMORCイルミナティ会員