毒虫どくむしドクムシ

乳歯

私の母が毒虫に刺されました。
彼女が毒虫に刺されたのは、何回目なのだろう。
私の記憶の中で一番古いのは、小学生の頃。
薄紫色の美しい芋虫から刺されていた。
何かご縁があるのかわからないけど、
前の日に私はその毒むしが金柑の木に居るのを発見していて、
その報告も母にしていた。
あんなに綺麗な色なんだから、さぞかし毒が強いんだろうということを
幼ながらに母親に伝えたことを覚えている。
我ながら、変なことに関して色々覚えているもんだ。
で、彼女はそれを皮切りに年に最低一度、
多い時で2度は毒虫というものに被害を受けている。
被害というよりも、毒虫に対して刺激を与えてしまい、
敵視されたがために、攻撃を受けただけなんだよね。
別に毒虫も好きで人様を噛んだり刺したりして、
余計な労力は使いたくないのに違いないのだ。

それにしても、
よくもまあ、毒虫に刺されるもんだ。
そして、毒虫って彼女は言ってるけど、
どんな虫なんだろう。
ほんとに虫なのか?
その辺も怪しいところだよ。
困ったもんだ。

 

可愛い虫

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