哀しみと淋しさは、打ち寄せる波のように

宗香織という私の中では、とても大きな存在が居なくなって、既に2年と半年が過ぎ去った。
あまりにもsurpriseで、
あまりにもsensationalで、
あまりにもto do list が多過ぎる彼女の死であった。
薔薇十字的には、死を「転化」と呼ぶ。
彼女は違う形になっただけのことだと、
強引に落とし込もうとしても出来なかった。
それ以上に、私に課せられた彼女の死にまつわる、自分と娘に対する火の粉を払いのけることで精一杯だった。

今、この時期になり、昨晩奇特な女性にその時起こっていた事象の一部を話したからか、日本で言うところのお盆が近いからなのか、理由はそれぞれあるにしても、
今朝私は、フラフラと起き上がり、突然襲って来る哀しみに身をゆだね、
号泣した。
魔女だから泣かないとかいうことは、ないんだよ。
魔女も人間なんだ。
その機能は、使っても良いだろ。
内なる感情が溢れ、この魂が宿る殿堂に持ちこたえるだけのことが出来なくなった時、涙は出るのだから。
水という媒体を使い、持て余す感情は流れる。
こんな疑問は、なんの役にも立たないことは、重々承知の上だ。でも、そんな私を嘲笑うかのようにそんな稚拙な言葉が凌駕する。
「宗香織がここに居ない」
今までひた隠しにしてきたというか、こんなことを書くとまた何処からか刃が私と娘に向かって来るかもしれないと案じたからだが、
彼女の最後の言葉を私は耳なのか心でなのか、
その時の私の精神状態からすると、もう自分のcapacityを超えているので、何が何だか分からないという状況の中。
私にはっきりと刻み込まれた言葉が存在する。
「はなちゃん、ありがとう」
ちっとも嬉しくなかった。
今でも嬉しくない。
宗香織と私は、共に生きていく。
それまでの私たちは、頑なに信じて疑うこともなかった。
出会った15歳の頃からちっとも変わらなかった一つの高く積み上げられた塔が、音を立てて崩れ落ちた。

彼女の私への期待と信念。
私は、この世界で一番の占い師、ひいては魔女として、彼女の友人の中でも最も誇れる人の1人になろうと心に誓う。
それが、今の私にできる精一杯のことであると信じて。

思いついた時が、私の決行日である。

今まで、やらなかったことを始める。

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私が出来ること全てを投げ打ってでも。
いくら書籍を読み漁っても、
体得できなければ、自分に自信も何もないままに「霊感タロット占い師」などというヘッポコ看板を掲げなくてはならなくなる。
tarot占いというものは、
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ただ、何度も言うように、私は、手を差し出すものには、全てを与える。

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以上。

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