
トートのタロットカードとは、
タロットカードを扱っていくにつれて、
その存在に必ずぶつかってしまう、
まるで世界最高峰の山のような存在。
ダイバーたちが危険だと知りながらも、
そのアビス(深淵)に心を吸い寄せられてしまうかのように、
トートのタロットカードは、一度見た者の心を否応なしに揺さぶります。
トートのタロットカード(以下、トート)は、
他のデッキ(カード一式)と比べ、色彩や構図が大変エキセントリックです。
さらに、古来の呼び名やカードの呼び名の変更により、
リーダー(タロットを読む人)を迷わすことが多いようです。
一見血生臭く感じられるカードかもしれませんが、
一枚一枚は、とても巧妙に作られた一つの宇宙であり、
トートのデッキは、78の宇宙を併せ持つ壮大な曼荼羅のようです。
この世界に入り込むことは、まずは感覚から入っていくことが肝要です。
より多くの情報を簡単に私たちの中に取り入れることが可能になります。
図柄を見て考えるのではなく、感じ続けること。
それがトートの世界を知る醍醐味なのです。
占術も行えますが、
このあまりにも広大な世界観の中を自由に動けることで得られる新しい見識、
価値観、美しさ、感受点を大きくすること。
それらを得られる恩典は、
最も他に類を見ない成長を私たちに与えてくれるでしょう。
もちろんこれらのカード達の中に入り込むことは、個人でも可能です。
ただ、あまりにも刺激的な内容であるが故に中々最後まで辿り着けることは、
決して容易いことではありません。
前々から要望の声もありまして、
四半世紀以上トートと共に生きてきた私がパスワークを先導させて頂きます。
私は、トートのカード達が好きで好きでたまりません。
無尽蔵の知識を与えてくれるこれらのカード達には、日々感謝の気持ちです。
広大な銀河すら包み込むトートの世界をパスワーキングすることで、
思考が明確になります。
無駄な一喜一憂することも少なくなるでしょう。
そして何より、
人生の迷路の中でラビリンスごっこをすることも苦しむことがなくなります。
魔術の世界観の基盤を知りたい方
トートの世界を歩んでみたい方
トートのデッキで自信を持ってタロット占術を行いたい方
全ての方に向けて独自の切り口からトートの世界に歩み入って行きます。
現実であり現実でない世界を共有致しましょう。
あなたの中のトートの世界が今まさに動き出します。
■講座の内容 講座内での情報開示は、全部一部を問わず全て禁止させていただきます。
大アルカナコース
約2時間を一コマとし、一コマに初回と2回目は3枚のカードのパスワーキングを行います。1枚あたりのパスワークの時間は20分程度です。
終了後は、この講座だからこそ見えてくるカード達からの声をお届けします。
また、質疑応答や感想をアウトプットすることで自分の世界の構築を更に強くイメージづけしていきます。
パスワーキング終了後は、離席なさっても構いません。
小アルカナコース
大アルカナと総時間は同じ2時間です。
初回A、2回目各スート「2」4枚ずつを15分ずつパスワーキングしていきます。
「9」「10」は同日に15分毎の時間で行います。
コートカードは「ナイト/クィーン」・「プリンス/プリンセス」組み合わせで、
各カード15分毎に行います。他の詳細は大アルカナに準じます。
講座は、島添美奈子の誘導により安全に楽しく行ってまいります。
また、ワーク終了後若しくは、
全く時間外に感想を私に伝えられても全く構いません。
グノーシス直感は突然降りてくることがほとんどです。
できる限りお伝えしてまいります。
また、講座終了後も当講座に関して、他のことでも何なりとお尋ねください。
あなたは、同じ世界を旅した仲間です。
既に私の大切な友人なのです。
■開講日時(予定)全て土曜日
「17時から大アルカナコース」30分休憩後「19時半から小アルカナコース」
4月3日、5月1日、5月29日、
6月26日、7月24日、8月21日、
9月18日、10月16日、11月13日、
12月4日、1月8日(定日元旦の為、1週間後ろ倒)、1月29日(全12回)
☆2月12日(なんでもアリのおまけの総集編)
■受講スタイル
zoomでのオンライン形式です(ネット環境が整えば世界中で受講できます)。
私が配信している場所にお越しになることができる方は、
対面での受講も歓迎いたします
(対面でのパスワークは特別な世界観を味わえる嗜好を準備中です)。
オンタイムにて受講できなかった方にも、
後日YouTubeの限定配信にて動画を提供いたします。
■講座料金
大アルカナコース 77,777円(入金〆日 3月26日)
小アルカナコース 77,777円(入金〆日 3月26日)
大小アルカナ同時受講コース 133,333円(入金〆日 3月26日)
大アルカナコース 2回払い 44,444円×2=88,888円
(初回入金〆日 3月26日)(2回 9月9日)
小アルカナコース 2回払い 44,444円×2=88,888円
(初回入金〆日 3月26日)(2回 9月9日)
大小アルカナ同時受講コース 2回払い 76,666円×2=153,332円
(初回入金〆日3月26日)(2回9月9日)
大小アルカナ同時受講コース 4回払い 41,111円×4=164,444円
(初回入金〆日 3月26日)(2回 6月17日)(3回 9月9日)(4回 11月29日)
※2020年、2021年タロット講座受講生は上記金額より半額(小数点以下は切り上げです)。
■申し込み開始日 2021年2月12日 00時00分~3月25日 23時59分(講座申込期間になりましたら、こちらに申し込みフォームが設置されます。
■中途退会および返金について
当講座は、トートの世界を網羅することに特化した講座です。お選びになられたご入金回数で期日までにお知らせする講座へご入金ください。当日の受講ができない際は、録画動画を閲覧できるよう手配いたします。不慮の事故、ご本人様の御受講が永続的にできない状態(昏睡、脳死、失明、死亡など、どうしても以降の受講ができない際は、見受講且つ未納分(滞納金は除く)は請求致しません。医師の診断書や証明になる書面をご送付ください。
「トートのルーツ」
どうしてこのカードはそれほどまでに異彩を放つのでしょうか。
この世界には、新しく出版される物、廃盤になる物が存在しつつ、常に約2,000種類の絵柄のタロットカード達が存在しています。
中世に生まれたカード構成の基盤となるライダーウェイト版、抽象的な意味合いから多くのインスピレーションをもたらそうとするマルセイユ版。
全てのカード達は、この2種を踏襲しながら時代や嗜好、様々な要素を取り込みつつ独特の世界を創り上げています。
ただし、1960年中盤から作成され、1972年に発行されたアレイスタークロウリーとハリスによって作られた一種カードは、他の如何なるカード達の追随を許すことは、現在までありません。
非常に悪名高きアレイスタークロウリーですが、
魔術や東方の教えにも興味を示し、日本にも数回訪れています。
彼の知識への欲求は並々ならぬものがあったのでしょう。
ブードゥーや民族信仰への知識も厚く、世界各国の古代遺跡めぐりにも並々ならぬ意欲を持って足を運びました。
現代のように飛行機で渡航したとしても長い道のりだったと思います。
幼き頃に両親を亡くし、莫大な財産を残された彼が拠り所にしたのは、目に見えぬ世界だったのかもしれません。
ご存知の方も多いと思いますが、
壮年の頃より彼はマリファナ中毒者となりました。
きっかけはおそらく幻視を見る為の会合に参加している内に、
現実から目を背けるためにも
その魔法の草が用いられるようになったのでしょう。
一方ハリスは、富豪や貴族の絵画を描くことで生計を立てていました。
かなり人気の画家だったようですが、
自由に絵筆を振るうことができず
そのフラストレーションは根強かったようです。
魔術の世界に生きるアレイスタークロウリーとハリスは運命的な出会いを通し、
全く新しい概念でタロットカードを創るという旅路に出ました。
当初クロウリーが魔法の草を燻らせながら
カードの世界に起きている事象をハリスに伝え描かせるといった手法でした。
約半年で出来上がったと言われています。
ただ、ここで納得しなかったのは、
クロウリーと交友を重ねるにつれ
魔術に傾倒していったハリスだったと言われています。
クロウリーが伝えてくる曖昧な描写では物足らず、
しっかりとした魔術的論拠を折り込み
トートのタロットカードは、異彩を放ち始めるのです。
魔術師とアーティストの昇華が
このトートのタロットカードデッキ78枚に込められています。